子育て支援の心理学―家庭・園・地域で育てる (有斐閣コンパクト)
- 作者: 無藤隆,安藤智子
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 単行本
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面白かったところのメモと、感想です。
・子育てには子供の発達段階等の正しい知識が必要。それによって、今この子はハイハイをする時期なのね、など、子に対する現実的な期待を抱くことができる。
非現実的な期待(8ヶ月の子に立つことを求めるような)を抱くと、実際の子の発達とのギャップが生じて、ストレスになる。
・育児ストレスが高い母親は、子の意図をネガティブに歪めて読み取る。
→ 離乳食を子が食べなかった時に、私のこと拒否してると思ってしまったことがあります。
・子育てに真剣に向き合うほど"楽しいけど大変"というアンビバレントな感情が出てくる
→楽しいけど大変!まさにそう!
・親の自分にしか興味を抱かれず、私が埋没していくような感覚を得る
→あるある!産後、自分の人生の主役感が薄くなった。わたしは、私の人生があって、親としての人生はその一部なはずなのに、あたかも、親としての人生が全てだと思い込んできた。
・子育てって肯定的な評価を得られない営み。普通にすくすく育つことが当たり前だと思われ、賞賛されない。それにもかかわらず、失敗すると非難も責任も全部母親にくる。
他人に褒められたり認められたりすることがないと苦しい未熟な自我だと、子育てを自分の人生の邪魔と嫌悪してしまう。