心理の本でオススメの本を聞かれた時はこの本を伝えます。
自分に優しくすることって、こういうことなんだなぁと理解できる本です。
例えば、こんな一節があります。
今できていないことは、今できないこと
試験勉強をしたいのに出来ない自分、娘が寝ている時に家事をテキパキしたいのに、出来ない自分。
出来ない自分にばかり目がいきます。
それでも、今の私にとって、家事育児の合間に勉強するということは、今できないことなんだ。
自分の限界を理解するということは、自分を甘やかしていることでも、前に進まないことでもないんですね。
何かを失ったときには悲しみを感じます。
失ったものについていろいろなことを思い出し、それについての自分のさまざまな感情を味わうことで心の再編成が進みます。
子がおらず、自分を最優先にできた状態は失われました。
自由に好きな人と会う自分も失われました。
それはわたしにとってすごく悲しいことでした。悲しい気持ちを感じていいんです。
ただ、その代わり、愛しい娘と出会えました。
夫と娘を愛し、一番の味方で支え続けられる自分になりました。
失ったものだけではなく、得たものもたくさんありました。
どちらもあるんですね。
あとは、
自分の時間が全く取れないというのは、物理的なものではなく、
義務感や罪悪感、あるいは"任せられない心"のために、"とても自分のために時間を使っていられない"と感じてしまっていること
という言及もはっとさせられました。
確かに、娘を夫に預けて自分のことをすることに"悪いこと"だと思ってしまっています。
また、"家族のことを一番わかっているのは自分。一番適切な世話ができるも自分"と思っているのもまさしくわたしのことです。笑
例えそうであったとしても、娘にとっても父親である夫にとっても、二人だけの時間を持つことはすごく大切だし幸せなはず。
また、持続可能な育児のためには、わたしがリフレッシュすることは重要課題です。
更に、実際に夫に預けている時間はその時間に最大限集中すること。
ピラティスは自分の身体に耳を傾け、人との時間はその人に集中する。
娘が昼寝中は、ゆっくり自分のためにお茶を飲み、読書をすること。友人にラインをして、外の人との関係を楽しむこと。
それはずっと続けていきたいと思います。
グズグズ言うことで、人は前進する
夫への接し方で気をつけようと思います。
グズグズ言った後、必ず"そんなこと言ってもしょうがないんだけど…"とグズグズ言った自分を悔いる発言をします。
でも、グズグズ言っても大丈夫だよ、そう感じて当然だし、ここでそれを発言して大丈夫なんだよと、伝えてあげることが大事なんですね。
それが、そのストレス対象から乗り越えられる力になるんですね。
そこで、ネガティブな話ばかり聞きたくないなぁという思いも出てきてしまいますが、前に進むため必要な足踏みをしているのだと考え直し、安易に助言したい思いもおさえて、共感的に受け止められるとのいなぁ。
今後娘に対してもそうしていけたらな。
自分の方は我慢してしまうけども相手には我慢させないという姿勢、"自分の希望は、他の人な希望よりも格下"というのうな感覚になってしまう人。カウンセリングでもよく会います。
断れないタイプの友達にもいます。
これは、◎◎したいという自分のありのままを肯定することができない、自己肯定感が低いという状態ですよね。
その改善の第一歩として、自分はよく頑張っていると今の自分を認めることをあげています。
それが難しいんですよね。
でも嘘くさく感じても、自分で自分に言ってあげることから始まるのかもしれませんね。
カウンセリングでは、あなたはどう感じたの?本当はどうしたかったの?と、感じ方やほんとうの希望を聞き、そうだったんだねと、それを受容することから始めますかね。
自分の思いや考えに気づかずにいる人も多いですから。
2,3年ぶりに読みましたが、たくさんの収穫がありました。
定期的に読んでいきたいです。