木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

欲求不満な猫背の小猿

欲望をおさえつけて夢に向かって走る姿に、人は応援したくなり、感動するんだと思う。

 

球児が、眉毛そったり髪の毛伸ばしてお洒落したいって気持ちや、みんなと遊びたいとか朝もっと寝てたいとかそういう欲望を乗り越えて、ボールを追って走る姿とか

 

アイドルが、恋愛したいちやほやされたいっていう気持ち…「猫背の小猿の欲望」を乗り越えて、でもストイックにアイドルやってる姿とか

 

だから、そういう理想の姿と食い違った時…球児がタバコすったりアイドルが恋愛してたりしたら、世間は失望する

 

こうであってほしい、こうだからこそ応援したいっていう、

条件の部分を覆された気がするから、今までの自分の純粋に応援していた気持ちが

裏切られたような気持になるのだろう。

 

アキは、種市先輩との折角実った恋をどうしようか悩み、鈴鹿さんに相談に行く。

きっと、本来の朝ドラとか、みんなが期待する展開は

「おら、アイドルになる夢のために今は我慢してくれ」っていうことだったと思う。

そうすれば、アキちゃんのことを素直に応援できたんだと思う。

だけどアキちゃんは、両立を望んだ。

どっちかしかできないって、そんなの嫌だ。どっちも選びたい。

正解はないと思う、アキのこの選択に反対する人たちも沢山いると思う。

ただ私はこのアキの成長を尊重したい。

親への秘密が出来、好きな人に好きと言われて、嬉しくなる

すきあらばキスをしようとする種市先輩もふくめて。

 

欲望をおさえつけなくても、アキはアイドルだし、それでいいと思うんだけどな。