ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ミニマリスト、断捨離。
こんな概念を知ったのは、いつ頃だったでしょうか。
私は片付けられない女でした。
Aだらけの通信簿の整理整頓欄だけC。
ロッカーは汚く、机の中の奥からはごちゃごちゃのプリントが見つかる。
自室はいつも汚く、父からよく怒られていました。
掃除、片付けが出来ない理由は、両親も私自身も特に突き詰めて考えることはしませんでした。
今考えれば、衝動性が高くて一つのことが終わる前に次のことを始めるからかな?
あとは、部屋を片付けるのがずっと"父に怒られないため"だったので、自分のために部屋を片付けようというモチベーションが芽生えなかったところもあったでしょうか。
明らかに出来なかったのですが、特に周りから支援を受けることもなく、掃除や片付けのやり方を教わることなく、そのままでした。
今、彼と結婚して二年。
人生で一番綺麗な部屋を保てています。
職場の机も基本的に綺麗に保つことができており、人並み程度に掃除、片付けの力がついた自信があります。
何故できるようになったのか。
人と暮らす中で自制心が生まれたことや、綺麗な部屋に暮らすことの快適さを知ったことが多分大きな要因なのかなぁと振り返ります。
また、断捨離とかミニマリストとかそういう概念に出会えたことも大きいと思います。
掃除とか片付けのやり方を教えてくれました。
この本は、モノとの付き合い方について考え直したい人が手に取ると良い本かもしれませんね。
モノに対する考えが変わった過程、ライフスタイルが変わった変化を丁寧に書いています。
自分が断捨離をして綺麗な部屋を保つことで得た結果と重なることがあり、共感しながら読みました。
心に残ったのは、以下の箇所。
◎一年に一回しか使わないような使用頻度が少ないものはレンタルがいい
その通りだと思いました。
今後例えば喪服、レジャー用品など欲しいと時もあると思いますが、年に1回程度だったらレンタル。
今後よく使うようになったら購入を検討。
それくらい、物を所持するということに関しては慎重になりたいです。
物を所持し、管理し続け、そして捨てるという作業はエネルギーが使われるものなので。
◎習慣づけのための報酬
人が何かの行動を習慣的にやるようになるためには、報酬が必要という行動原理を改めて自分に重ね合わせ考えました。
掃除や片付けが習慣づいたのは、その後の気持ち良さや達成感を味わうようになったから。
今後も習慣づけたい行動があった時は、その行動の結果をよく味わうことが大事そうですね。
モノとの付き合い方は終わりはなく、生涯の課題です。
意識的に考えていくことで、自分の人生をモノによってより豊かにしていきたいです。