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木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

妊婦の自分を受け入れた話

産休に入って、精神的にすごく苦しかったです。

毎日ヒールを履いて満員電車に乗り、職場で周りと協力しながら働くという自分が好きだったんです。
うまくいかないこともたくさんあったけど、やりたい仕事ができていたので、達成感とかやりがいも感じていました。
職場の人で好きな人もたくさんいたので、その人達とのやりとりにも満たされていました。

妊娠に、悪阻で出勤がままならなくなったとき、これらの全てが失われました。
その代わり、常に体調不良な自分と、日に日にネガティブに感じられる身体の変化の自分が残りました。
孤独感や、社会から取り残された気持ちになりました。
相当、辛かったです。

幸いなことに、仕事の引き継ぎをじっくり時間をかけて丁寧にやらせてもらったので、それを自分なりに一生懸命やることで、少し区切りがつきました。

また、最近は心理の専門書を読み解くことで何故自分が辛かったか整理できました。
わたしは、妊婦という役割になったことでネガティブな変化や喪失感で頭がいっぱいでした。
その役割の変化に適応できず、辛さを感じていたんだろうな。
女性として本当に大きな変化なので、辛くて戸惑って当然だろうなぁとも受け容れることができました。

今のわたしの役割は、赤ちゃんが無事に元気に育つための日々を過ごすことです。
検診に行くこと、生活を管理すること、休んだりストレスを解消したりすること。
そういう役割が、わたしに求められていることです。

人生において、この時期に妊娠し、育児休暇を取ることはどういう意味があるのかな。
考えました。

結婚し、夫婦二人の生活でした。
お休み中、たくさん彼と話す時間をとれました。
その中で、子供を受け容れる私たちの準備ができた気がします。
家族になる準備を彼と一緒に出来ました。

また、自分の人生をすごく振り返りました。
親からされた嫌だったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと。
向き合えて、自分が理解できました。
自分の課題もおぼろげながら見えてきた気がします。
親になるための、自己洞察がまた一つ進むことができました。

あとは、家事をやるようになりました。
食事、洗濯、掃除。
暮らしの基本のこれらのスキルアップが成し遂げられている気がします。
これは、私が生きている限りずっとずっと必要なスキルです。

人生は、あのときあの経験があったから今の私があるんだなと、経験を活かしていけるといいなぁと思います。
わたしにとって、この妊娠出産の期間が、職業人としてだけではなく、人生を生きる上で大切な期間になればいいと心から思ってます。