木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

友達をFO COしたおはなし

わたし、20歳の頃に友達を二人、"切った"ことがあるんです。


CO=カットアウト。 すっぱり友人関係を断つこと。本人に直接宣言する事もある。
FO=フェードアウト。友達付き合いを減らし、最終的に別れること。またはその最中。


(Yahoo!知恵袋より)

この定義でいうと一人はCO、一人はFOです。

COした子は、不倫をしていた子。
不倫相手の妻が妊娠中だったことや、私の親が不倫で離婚騒動があったことで、やめたほうがいいと真剣に諭しました。
しかし、その子は悲劇のヒロイン化してしまい、"それでも好きなんだもの"となっていたので、さーっと私の気持ちが冷めてしまいました。
それ以来、その子の誘いは全て断り、無駄な話はせず、結婚式も誘われましたが断りました。

FOした子は、うつ病になってしまった子。
連日電話やメールで長い長い相談という名の愚痴を聞くようになり、生活用品を買ってきてほしいなどいろんな頼まれごとをされ、あまりに負担で少しずつ距離をおきました。

今考えると、彼女達には恨まれてもしょうがないと思います。
非情のようですが、私のその時のキャパシティでは彼女達とお付き合いを続けることが出来ませんでした。
今考えると、わたしが出来る範囲、許容できる範囲以上のものを求められて、それに応じようとして全部無理!となってしまったんだろうな。

その時二つのことを心に誓いました。
一つは、道を踏み外してしまっていたり、弱っていたりしている時に、友達に過剰な負担をかけるのはやめようということです。
話を少し聞いてもらったり、気晴らしに一緒にご飯を食べてもらったり、その程度で収めよう。
それ以上が必要なら、お金を払って専門家を頼ったり、家族に相談したりしよう。
友達を大事に思い、関係を続けたいならば、その友達に過剰な負担をかけてはいけない。
頼る時は、適切な程度を心がけようと決めました。

もう一つは、関係を続けたい友人からもし頼られた時は、自分のキャパをしっかり理解しようということです。
不倫の子には、"私は不倫の話を聞くのはしんどいから、不倫の話は聞けないし相談には乗れない"と、自分の限界を示しても良かったのだな。
うつの子には、どこまでのサポートならしんどくないか決めて、出来る範囲だけサポートしていけば良かったのだな。
そうしたら、無理なく付き合えたのかな。

ほろ苦い、大学時代の友人関係の思い出ででした。