木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

夫が仕事行ってなかった⑧

夫の調子は、小康状態とでもいいましょうか。
いつまでお休みするか見通しは立っておりません。
病院も、カウンセリングを勧めましたが行ってないようです。
ただ、朝から晩まで外出して、夜中に追い詰められた顔をして帰ってくる…ということはなくなりました。
家で私の手料理を食べ、よく寝て、運動し、娘の面倒も見てくれています。
まずは、その生活から始めることが大事なのかもしれません。

産まれたばかりの赤子は、食べて、寝て、排泄して一日が終わります。
それに加えて、遊びという要素が入ります。
子供時代は、よく遊ぶことが何より大切です。
小学校に入学すれば、学ぶことが始まり、大人になれば働くことが始まります。
その根幹にあるのが、食べて寝て排泄。
それから遊び、なんでしょう。

まずは、食べて、寝て、排泄しての繰り返しに戻り、それがしっかりできるようになることが第一。
それが出来たら、遊びで、英気を養っていくこと。
十分にそれが費やせたら、自然に心身ともに働くということに、なっていくのでしょう。

焦りや不安ももちろんあります。
だけど、彼が死んでしまうのではないか、もう二度と家に帰ってこないんじゃないか、その不安感に比べたら、今の焦りや不安なんてどうってことないです。
それに、きっと今一番焦りや不安を感じているのは夫なのだから、私の役目は、大丈夫なんとかなるからと言ってあげることなのだと思います。

東日本大震災の時に、被災地に住んでいる両親の安否が不明でした。四日か五日位。
その時のヒリヒリする気持ち、足元がぐらついて辛い気持ち、夫がどこにいるかわからず、連絡も取れなかった時、蘇ってきました。

生きていればそれでいいや。
娘に対しても、夫に対しても、そう思います。
生きていればなんとかなります。
幸い私は健康だし、今は育休中ですが、復帰後は正社員としての仕事もあります。

まずは生きるところから始めよう。
そうどっしり構えていきます。