木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

機嫌が悪い人の話

父親が機嫌が悪くなる人だったのです。
ピリピリしてると、なんでもないことで大声で怒りました。
それがすごく嫌いです。
こわかったし、何かダメなことをしたからではなく、親の機嫌一つで自分が怒られる。
単身赴任になった時、ほっとしたことを覚えています。

それ以来自分の感情は自分でケリをつけるのが大人だと感じています。
わたしも、自分の内面を外に出さないようにできる人間、いつもご機嫌な人間になりたいなぁと常々思ってます。
父は、仕事上いつもご機嫌な人でいようとして、家庭では素が出てしまったのかもしれません。
それでも、子供達配偶者一人一人は父親の延長戦ではなく、れっきとした1人の人間です。
その、父と家族との境界線が緩んでいたんだろうな。

最近夫がイライラしていて、こちらまで滅入ります。
夫のイライラの仕方は父と違い、攻撃タイプではなく内にこもるタイプです。
口数が少なく、表情は重く、ひたすらスマホや雑誌など自分の世界に閉じこもるタイプ。
そりゃぁね、仕事の復帰が決まり、プレッシャーもかかるでしょう。
不安や緊張が訪れるでしょう。
それをそっと見守って、ご飯を出して娘の世話をし、優しい無関心を装えばよかった…んでしょう。
わたしは出来ませんでした。
夕飯を黙って食べ始めた時に、ついにイライラがピークで強い言葉を投げてしまったのでした。
あーあ、強い言葉投げたって何にもならないのにな。

そういう状態の彼といたくないなら、わたしが娘を連れてどこかに行ってしまえば良かったんだ。
距離を置いて、離れれば良かったんだ。
次からはそうしよう。
わたしは、殻にこもってる彼を、殻にこもるなとどんどん突いて更にこもらせてる。
反省です。
きっとこれからも、ピリピリしてる彼になるときはあるでしょう。
その時は、こちらからの交流はやめて、可能な限り距離を置くことにします。