久々に江國香織さんを読みました。
がらくた。
中年夫婦と、高校生の女の子の話。
物語の設定なんだけど、それとかけ離れた話のように感じます。
江國香織さんは、どんな話と聞かれても、難しい。
基本的には日常。
その中でどんなことが起こっていたとしても、静かで美しく哀しい日常。
何枚か紙を挟んだ上で、それを見ているような、どこか遠くて人ごとで。
だから、私は江國香織さんの登場人物誰にも共感はできなくて。
社会一般からも少しずれてる価値観や考え方の登場人物を、ただただ、見てる感じ。
心を揺らさないでいてくれる感じがここちやくて、傷つきやすい時は江國香織さんがぴったりだと思います。
心に残ったフレーズは、会いたいは言って欲しい言葉だから、自分から言わない…です。