題名の言葉に惹かれて。
あっという間に、読み終わりました。
筆者の、"どの人でも、美しさがある"という主張、一貫してこの本に流れています。
わたしは、自分のことを愛せているか、
そこを考えさせられる、美容本。
メイクとかダイエットとか、そういう小手先のものじゃなくて、もっと根本の美容本。
わたしは、産後メイクの本を一冊読みました。
それをしっかり読んで、商品をメルカリで揃えて、毎日メイクするようになりました。
わたしは今、1800円の化粧下地を使い、パウダーファンデーションは2000円程のを使っています。
今までは、自分の顔にお金をかけるということに、抵抗感がありました。
でも、お金と時間をかけて、ケアをすると自信がつきます。
外に出ようと思いますし、自分の価値が上がった気がしました。
そんな経験をした私だからこそ、長田さんの、自分をケアすることが自尊心に関わってくるという意見には納得。
余裕がないときこそ、スキンケアを丁寧にしようと思うのです。
そしてさらに思ったこととして、スキンケアやメイク用品の選び方について。
今までは、スキンケアはポンプ式でオールインワン、洗顔もポンプを楽だからという理由で選んでいました。
メイク用品は、メイク本に書かれてたお勧めの品番や、ネットの口コミやレビューを参考に選んでいました。
でもそうじゃなくて、使ってみて"あぁ、これ素敵!"と、使用感に満足したり、気持ちが上がったり、いつもと違う自分に出会えたり、いつもより自信持って笑えるようになったり、そういう、自分の方の快感情で、選べるようにもなりたいと思いました。
なんだっていいんです、パッケージがかわいくてときめくでもいいし、可愛い色で似合ってるかどうか置いておいて、これを使えることが嬉しいだったり。
こんまりの、"ときめく"と似てる感じですね。
そちらで選ぶことで、人生が豊かに、より主体的に切り開けるような気がしました。
そして、年齢や外見の差別に乗っからないことは、私が今後やっていく必要があると思います。
"もうおばさんだから〜"と自虐しないこと、逆に、年下の子の若さを褒めないこと、人の容姿について触れないこと、容姿についての話題が出たときは、スルーすること。
特に娘の前では、肝に命じます。
そういえば、うちの父は私の友達をこの子が可愛いという人でした。それが普通だと思っていて、友達に話して、引かれたことごあったなぁ。
あと、うちの母はテレビを見ながら芸能人の容姿になんやかんやと口を出す人でした。
あまりいい気はしなかったなぁ。
多様な美を感じられる土壌として、美術品やら世界各国のファッションやら、美に関する視野を広げることを勧めている部分も興味深かったです。
いろんな美しさを知ることは、いろんな価値観を知ること。
加齢による変化はどうしても訪れるけれど、それの対処する術は、高い化粧品やエステじゃなくて、運動食事睡眠の三本柱と、変化していく自分を受け入れ、愛していくことなのかもしれません。