木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

きれいな言葉は使わないようにしている

きれいなことばは使わないようにしてるんです。

特に面接とか、人の相談に乗った時に。

 

 

きれいな言葉って、耳触りがいいし、「いいこと言った感」が出る。

だから、自分をよく見せたいなって思った時って、特に私は

美しい言葉で、飾り立ていた気がします。

 

だけど、最近は、自分で考えてそれを表現した言葉が、

奇麗な言葉より数百倍も優れているんじゃないかなぁと思います。

いえ、優れているって言い方は間違っているかもしれない、

そっちのほうが、相手に届く気がするんです。

 

ネガティブの、見たくない感情

いつも元気でいたいのに、なんとなく落ち込んでいるとき、

かっこ悪い失敗とか

 

そういうのを私は、奇麗な言葉という包装紙で、包んで

中身を見ないようにしてきたんだなーと、この年になって思うようになりました。

でもそうじゃなくて、かっこ悪い自分はいやだけど

それに向き合って、自分の中でしっかり処理した結果、

出る言葉はずっとずっと重みが出る。

その重みが、相手の心に届いたときに、

相手はその言葉を、きっと大切にしてくれる気がするんです。