木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

結婚相手の悪口を言ってる彼女をみて、幸せになったと思った

大学の同級生、Mちゃんがこの度結婚するという話を噂で聞き、電話で祝福しました。
Mちゃんは、とても優しい女の子。
大学時代も、滅多に誰かの悪口を言うことがなくて、怒ったりするところを見なくて。
結構友達とも彼氏とも喧嘩が多かったわたしは、Mちゃんをよく観察して、他者に期待しないからなんだな…という結論に至りました。
こうして欲しかったのにこうしてくれなかった。
こうして欲しくなかったのに、こうされた。
人への怒りは、相手に期待してあって欲しい姿が敵わなかった時に生じる気持ち。
彼氏は飲み会より私を優先して欲しかったのに、してくれなかった。
友達と二人で飲むのを楽しみにしていたのに、他の人を誘った。
わたしはいつもそれで怒っていました。
でもMちゃんは、期待をしていないように見えて、だから相手の行動を受容できるように、私には見えて。
それは、時に眩しく…でもなんとなく寂しくもみえました。わたしも期待してもらってないと感じるのは、なんだか寂しさもあって。
そんなMちゃんの結婚報告は、予想外のものでした。
もう、悪口のオンパレード!パートナーの!
一つ一つのエピソードは、根底には期待がありました。
"私の気持ちを大事に欲しいのにしてくれなかった"
"私を一番に優先にして欲しかったのに、義実家を優先した"
その怒りを、言葉や、態度で示している話を聞いて。
Mちゃんは、本当は幸せだーって報告したかったのに、こんな愚痴ばっかでごめんねと謝っていて。
でも、わたしは、嬉しかったです。
相手に期待することが出来るほどの相手で、怒りをぶつけられる位安心していて。
いい人を見つけたなーって思います。
おめでとう。