木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

目の前の人を救うだけじゃ駄目だって気付く瞬間があるんだって話

就活で、とある公的な機関の心理職の人の話を聞いて心に残ったこと。

 

「仕事をしているうえでのやりがいとかよろこびってなんですか?」

 

月並みだけど、こういった質問をしてみた。

想定していたのは、キャリア系のところだったから、

関わった利用者さんが就職できたとき

みたいな、回答が返ってくると思っていた。

 

確かに返ってきた、

「最初はね、自分が尽力した方が就職したときが嬉しかったな。」

目の前の人のために誠意を尽くし、結果が出たとき、

その人の人生が少しプラスに転じたような結果が出たとき、

喜びを感じたそうです。

ただ、途中で気付いた瞬間があったそうな。

自分が半年尽くして1人の人をちょっとばかりプラスの方向に後押しする

それは確かに重要すごく重要。

ただ、それだけだと限界がある。

 

だから今は、地域の「力」をつけていくことに喜びを感じるって言ってた。

直接的にかかわるんじゃなくて、地域っていういろんな人の後ろ盾となるような

そういうコミュニティにかかわって、そのコミュニティの力をつけることによって

自分が直接援助をしていた時よりももっと沢山の人の力になれる

 

それが嬉しいかな、そっちの方がずっと難しいけどねって

笑ってた顔が素敵だった。