木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

平昌OP フィギュア男女の雑感

なんだかんだいっても、どのオリンピックも期間中はすごく楽しいです。

日本人の活躍に胸躍らせたり、知らないスポーツに熱くなってみたり。

これが自国、2020年の東京オリンピックはどんな体験なのでしょうか。わくわく。

 

わたしはフィギュアスケートが大好きなので、今回も胸を熱くして見ました。

いやー、よかった。

やっぱり、フィギュアスケートが大好きですと改めて実感できるような、そんな試合だったと思います。

男子は、羽生くん、圧巻でしたね。

誰よりもフィギュアスケートに全てを懸けてきて、思いを込めて滑っていた様子が胸に響きました。

彼の人生や思いそのままが、美しいスピンや見事なジャンプ、熱いステップひとつひとつに映し出されて、わたしたちは魅了されてしまうのでしょうね。

流れる汗すら美しく見えました。

どうすればこんな子が育つのだろう。

エキシビションの練習で海外勢とふざけている姿にほっとしました。

 

対照的な宇野くんは、独特な魅力がメディアにクローズアップされていましたね。

オリンピックを特別な試合と捉えずに、気負わず、ただただ目の前のことをやっていくこと。

彼の口から語られる言葉からは、未来も過去も、周りのライバル達の存在までも、あまり意識していないことが伺えます。

彼の中の目標は、オリンピックのメダルのような人から与えられるものではないんでしょう。

それに伴う名誉とか、興味ないんだろうな。

彼の好きなゲームも同じなのかな、それ自体が面白いのかしら。

彼の心理状況、かなり興味があります。

あとは、愛想はなくても愛嬌があるタイプって素敵ですね。

自然に愛されるタイプ、本人は目立つつもりがなくても本人に注目がいくタイプ。

こういうタイプっていますよね。

山田満知子コーチは、愛される子を育てるとインタビューで言っていたことを見たことがあります。

真央ちゃんも、佳菜子ちゃんも、宇野くんもそうですね、愛されるタイプ。

どうやって育てるんだろう、たくさんたくさんかわいがって育てるのかな。

 

他の男子は、田中刑事くんもすごく良かった。

オリンピックを目指し、そして経験することで一皮も二皮もむけた印象です。

彼のマダム受けする、品の良さと清潔感のある色気、視線は素敵だと思います。

ボーヤンも、相変わらずチャーミングでしたね。

すごくステップやスピンで惹かれました。

北京五輪にむけて、更に世界のトップで争い続けるでしょう。

パトリックやフェルナンデスの、ベテラン勢も魅せましたね。

 

女子も楽しかったです。

メドベージェワの、FP演技後とキスアンドクライの表情にグッときました。

彼女の壮絶な生き様が現れているように感じました。

ロシアという国は、すごいな。

美しいメイクと髪型、ニコニコしている表情のメドベージェワの、少し崩れてコアな部分が出てきた表情と、そう、いつもは余裕すら感じられるのに、必死さが垣間見えた演技、人間らしさがみえたのかな。

ザギトワも、オズモンドも。

上位選手は個性が出ていてすごく面白いですね。

宮原選手も美しくて胸がいっぱいになりました。

最善の演技ができたこと、すごく嬉しく思いました。

強さと繊細さ、心からの笑顔。

怪我はすごく辛かったでしょうけれど、そこで得たいろんな経験を糧にして、内の感情が外に出るようになったさっとんは、更に素敵になったと思います。

満足しておらず、フィギュアスケートは続けるんだろうな。

また、いろんなプログラムを作っていく宮原選手を見れることができて嬉しいです。

坂本選手もお疲れ様でした。

まだ何色にも染まってなくて、何色にも染まりうる個性に未来を感じます。

からっとしている元気なキャラではなくて、本人もまだ自覚していないいろんな振り幅があるように思います。

ジャズの坂本選手とか見てみたいなー。

四年後にむけての話もしていましたね、日本女子はこれからもハイレベルな戦いをしていくんでしょう。

世界選手権は、わかばちゃんが出るのですね。

悔しさ発揮できますように。

やっぱり、わたしは、フィギュアスケートが大好きです。