木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

夫が仕事行ってなかった④

夫が相変わらず自分の殻にこもりっぱなしで、何も話さないし、何もさせてくれないわりに、実家に帰らないでほしいというんだよ。
なんていうワガママ。

心配なのに何もできないのってつらいねー。
だから世の中の大変なみなさんは自分のためじゃなくて大切な人のために周りに頼ったらいいと思う。
誰かのために何かしてあげられたことって、結構嬉しいものよ。
力になれないって、結構苦しいものよ。
苦しくて、辛くなって来ました。

大変な時は大変だ大変だって大声で叫ぶのよ!
じゃないと誰も助けてあげることができないんだから!と上司の言葉を思い出します。
大変だ大変だと叫び、市の産後ケア事業で助産院のデイケアへ行って参りました。
綺麗で快適な個室で、加藤夏希に似ている美しい助産師さんが時折顔を見せてくれて、お昼とお茶とおやつの時間まであって。上げ膳据膳で。
いい1日でした、行ってよかった。

私がこうやって、一人しんどい思いをして、でも娘はとっても可愛くて、そうやって過ごしてることを誰かに知ってもらえてよかった。
受付の人、助産師さん、通りすがりのおばちゃん、親子、いろんな人に声かけられて、私と娘がここにこうしていることを認めてもらって、嬉しい。
かわいいねって言葉をかけてもらうたびに、そのかわいいが私の心の中に、あなたはよくやってるよ、ママとしてちゃんと頑張ってるよというメッセージとして変換されて心に積もる。
あなたたちはここにいていいんだよって、認められてる気分になる。
今日会って可愛がってくれた人、ありがとう。

夫のことを考えると悶々とするので、娘が背中漏れしたシーツのことに集中します。
背中漏れしたシーツとお洋服を石鹸で洗い上げ、ついでに洗濯もして、干して、小松菜のおかか和えと鮭と餃子を焼き自分のご飯を食べ、食洗機に食器を入れてついでに流しも洗い、娘をお風呂に洗って娘のスキンケアをして自分のスキンケアもついでにして、なかなか寝ない娘に2時間位付き合った…。
ようやく寝たけど彼から連絡は来ず、何時に帰ってくるのか今どこにいるのか、どうせ連絡しても来ないんでしょう、なぜ私は一人で子育てをやっているのだろう。
もやもやするから寝る。
いろんな思いが出てきた一日でした。

いつまで自分のことばかりに集中しているの。
早くパパになりなさい。
夫への怒りが出てきたので私は元気です。

夫が仕事行ってなかった③

夜泣きがひどい娘に付き合い、すっかり睡眠不足でふらふらな私。
娘に乳をあげながら午前中、2時間ほど寝ました。
彼もその時にゆっくり寝ていて、たくさん寝てストレスが消えますように、心身共に回復しますように、寝顔を見つめて祈りました。
起きた彼と、あたたかいスープの昼ご飯を食べて、ホッとした後、どこかへ出かけようかという話になりました。
どこか行きたくて、リフレッシュ出来る場所を考えた結果、空港へ。
うん、いいな空港。
ショッピングモールだったら店員さん話しかけてくるけれど、空港だと話しかけてこない!
そして広くて、飛行機がみれて、どこに行く人とどこかから来る人でたくさんいて、みんなきっと行く先とか帰る先のことを考えてるから周りに関心がないのもすごくいい。
行き先の海外の地名をみて、わたしたちはどこへでも行けるんだねといったら、すごく自由な気がして膨らんだ閉塞感に少し穴が空いた気持ちになりました。
娘は、美人親子のママに可愛い赤ちゃんと声かけられて、中東系のおじさんに投げキスされて、にこにこしてました。
疲れたのか、夜もよく眠る娘。
連れ出してごめんね。

今日は朝から出かけていった彼。
仕事へ行ったかどうかはわかる術はありません。
どうかしんどくないことを心より祈ります。

夫が仕事行ってなかった②

彼は朝から出かけて行って、仕事に行ったのか、ネカフェなのか、わからなくて。
それを聞くこともできない私。
追い詰めたくない、そのままを受け容れたい。
仕事行かなくてもいいよ、でもそれを許せないのはきっと彼自身、
彼の好きなケーキを買いに、ケーキ屋さんに行ったけど臨時休業で、ちょっと落ち込む。

100均で、真っ白な小さな保存容器を見つける。
炒りごまと、すりごま入れにちょうど良い大きさで、嬉しい。
舞茸とハムをガーリックバターで炒める。
いまいち味が足りなくて、マヨネーズをいれたら、大成功。
クリームソースっぽくなって、美味しい。
ナスをめんつゆと生姜で煮て、煮浸し。
あとはつくねを焼いて夕飯にしよう。

大好きな人の力になりたいし、辛い目の前の現実から変わってあげたいけど、でもそれは出来なくて。
私に出来ることは、美味しいご飯を作って待ってることと、お疲れ様ってハグしてあげることだけで、そんな無力さに胸が痛む。

生まれたての娘は乳首をお口まで持って行って、大きな口を開けた瞬間によいしょっていれて、片手でしっかり首を押さえてる必要があった。
今は首を動かして、自分で乳首を大きく開けたお口で捕まえる。
出来ることが増えて、お手伝いしてあげることが減って、そうやって一人でいつか歩いて行くんだろうなぁ。
お手伝いしてあげることあるうちは、全力でしてあげる。

自分の無力さが悲しい。
全力で娘と遊んであげるエネルギーがなくて、それでも娘はわたしの顔を見るとにこっと笑ってくれて、あぁあ、こんなままでごめんね。
お膝でスヤスヤ寝てる娘ちゃん、だいすきだよ。
ママもパパもまだまだ弱くてごめんね。

夫が仕事行ってなかった①

夫の職場の上司と後輩がおうちに突然来ました。
わたしは娘におっぱいあげてる最中でした。
お部屋は絵本が散らばってて、わたしがおっぱいあげながら食べていたカントリーマアムのごみがソファーに置いてありました。

仕事休んでるから心配になって…って言われて、仕事休んでるんですかって聞いたら絶句してました。
とにかく入ってもらいました。
麦茶もちょうど切れていて、スリッパも干している最中で、動揺しながらあがっていただきました。
先週からお休みしていること、わたしは知らなかったです。
先週一週間も普通に朝出勤して帰り20時くらいに帰って来て。
いつもより帰りが早かったし、様子が変だったから、浮気したでしょうとかからかっていました。

仕事が忙しくて深夜様が続いて、負担をかけたんじゃないかって上司が謝ってくれて、後輩くんの名前を夫から何度も聞いたことがあったから、よく話聞いてますっていったら、後輩くん泣き出しちゃって。
どうすればよいかわからなくて、とにかく、身体は元気であることを伝えました。

娘はにこにこしながらお客さんを見ていて、たまに大きな声をあげて自己主張して、上司の指を握って離しませんでした。

夫に電話をかけ、いいから早く帰っておいでと言って、上司達が来たことを告げました。
何があったか何が辛かったか、聞けずに、味方であることを伝えて、ご飯を作って、いっぱい抱きしめました。
本当は聞きたかったけど、話したくなったら自分から話してくれるかなと、聞きませんでした。
いえ、怖くて触れられなかったという方が、正しいかもしれません。
一人になりたい?何か私にできることがある?
聞いたら、一人になりたくないと、連日娘の夜泣きで睡眠不足だったから、よく寝て欲しいと言ってくれました。

いつも優しい夫がしんどい思いをしながら頑張ってること気づけなくて、もー悲しいです。
わたしがいっぱいいっぱいだから、きっと頼れなかったんだろうな。

自責の念が湧いてきました。
生きててくれたらそれでいいよ、しんどい思い一人で抱えないでほしい。
わたしがもっと強くなりたい。

赤子連れ名古屋旅行

二泊三日で名古屋旅行行って参りました。
今回の旅の目的は、友達家族と会うこと。
普段の生活から離れてリフレッシュすること。

赤ちゃんに負担をかけないように周りに迷惑をかけないようにと、気を遣うので移動日はやはり大変でした。
ただ、大好きな友達と会えて、いつか"お互いの子供同士を遊ばせようね"なーんて話していた夢が現実になって、とっても幸せな時間を過ごすことが出来ました。

往復の新幹線は、多目的室がある車両を使ったので子供がたくさん。
子供がたくさんだと、泣いてもお互い様なのでほっとします。
長いことぐずるようでしたらデッキでゆさゆさし、落ち着かせることができました。
行きは多目的室、車椅子の方が使っていたので使用できず。
帰りは使いたいタイミングで車掌さんが通らず、使えず。
授乳ケープは持ち歩かないとなぁ。
最悪座席で授乳できるので。

友達家族と、ホテルの部屋隣同士をとって、頻繁に行き来しました。
2歳の友達の男の子と、5ヶ月の娘と、お互い興味津々。
お歌を歌ったり、ダンスをしたりしてくれる友達子を見て、娘はにこにこキャーキャーでした。
子供が起きているときは子供中心に一緒に遊ぶという感じでしたが、子供が寝てからは友達とゆっくりお話ができました。
まだまだお話ししたりなかったですけれどね!
育児、嫁姑関係、親の介護、独身の子との距離感などなど。
独身の子達が恋とか仕事とか趣味とかそんなキラキラした希望に満ちた話をしているだろうのとは対照的に、生活の香り漂う話題ばかり。
それが私たちの今の全てなんです。

ホテルの時間が長い旅は、ホテル代を頑張ることが良いみたいです。
いつもより少し高いホテルにしたので、綺麗で快適でした。

名古屋駅は人が本当に多くて、子連れなので前以てリサーチして予約しておく必要があると感じました。
お食事どころを見つけるのが大変でした。
夫同士には飲みに行かせて、私達は駅の成城石井で買ったお惣菜でご飯を終わらせた日も。
夫も、名古屋にいる友達と飲みに行ってリフレッシュ出来た様子。

友達家族は、毎年夏に家族で会うのが恒例になっています。
恒例ってとっても素敵。
来年は北海道で会おうと約束しました。
子供が大きくなるにつれて、きっと旅行の雰囲気も違ってきますね。
来年は、子をパパに預けて、その子と一緒にカフェでお話しする時間が取れたら嬉しいな。

友達をFO COしたおはなし

わたし、20歳の頃に友達を二人、"切った"ことがあるんです。


CO=カットアウト。 すっぱり友人関係を断つこと。本人に直接宣言する事もある。
FO=フェードアウト。友達付き合いを減らし、最終的に別れること。またはその最中。


(Yahoo!知恵袋より)

この定義でいうと一人はCO、一人はFOです。

COした子は、不倫をしていた子。
不倫相手の妻が妊娠中だったことや、私の親が不倫で離婚騒動があったことで、やめたほうがいいと真剣に諭しました。
しかし、その子は悲劇のヒロイン化してしまい、"それでも好きなんだもの"となっていたので、さーっと私の気持ちが冷めてしまいました。
それ以来、その子の誘いは全て断り、無駄な話はせず、結婚式も誘われましたが断りました。

FOした子は、うつ病になってしまった子。
連日電話やメールで長い長い相談という名の愚痴を聞くようになり、生活用品を買ってきてほしいなどいろんな頼まれごとをされ、あまりに負担で少しずつ距離をおきました。

今考えると、彼女達には恨まれてもしょうがないと思います。
非情のようですが、私のその時のキャパシティでは彼女達とお付き合いを続けることが出来ませんでした。
今考えると、わたしが出来る範囲、許容できる範囲以上のものを求められて、それに応じようとして全部無理!となってしまったんだろうな。

その時二つのことを心に誓いました。
一つは、道を踏み外してしまっていたり、弱っていたりしている時に、友達に過剰な負担をかけるのはやめようということです。
話を少し聞いてもらったり、気晴らしに一緒にご飯を食べてもらったり、その程度で収めよう。
それ以上が必要なら、お金を払って専門家を頼ったり、家族に相談したりしよう。
友達を大事に思い、関係を続けたいならば、その友達に過剰な負担をかけてはいけない。
頼る時は、適切な程度を心がけようと決めました。

もう一つは、関係を続けたい友人からもし頼られた時は、自分のキャパをしっかり理解しようということです。
不倫の子には、"私は不倫の話を聞くのはしんどいから、不倫の話は聞けないし相談には乗れない"と、自分の限界を示しても良かったのだな。
うつの子には、どこまでのサポートならしんどくないか決めて、出来る範囲だけサポートしていけば良かったのだな。
そうしたら、無理なく付き合えたのかな。

ほろ苦い、大学時代の友人関係の思い出ででした。

心房中隔欠損症

心房中隔欠損症という、仰々しい診断名を娘ちゃんはもらっています。
心房にちいさなちいさな穴が空いている疾患。
心疾患の中ではメジャーで、1%の発症率らしくて。
小さな穴だと本当生涯気付かずに終わる人も多い位らしいです。
我が娘も小さな穴で、年齢と共に塞がるでしょう、塞がらなくても問題はないでしょうというレベル。
定期検診しましょうねーということで、定期検診行ってきました。
心臓のエコーをとるために、動いたら危ないから眠剤を飲ませるとのこと。
眠剤がちゃんと効くように、寝不足の状態で病院に来るように言われて、頑張りました…
泣き泣きの娘を、わざと抱っこせずに眠らせないように、寝たとしてもチャイルドシートから一度下ろしてみたり、眠くて眠くて泣く娘をみて、私も辛かったです。
眠剤を飲ませ、心エコー。
終わった娘ちゃんをいっぱいいいこいいこしてあげました。

将来の大きなしんどいことを防ぐために、今小さなしんどいことを我慢させる。
理解できない子供にそれをさせるのは辛いけど、この辛さを我慢するのも、親の役割なのでしょう。
思い出しただけでじわっと涙が。
よくがんばりました。
娘ちゃんも、わたしも。