木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

妊娠36週

【36週1,2日】

産後はきっとできないことをやろうをテーマに過ごした土日でした。

土曜日は彼と映画。
ショッピングモールでサブウェイを食べ、ポップコーンをつまみながら映画を観て、なんとなんと、帰り道に飲み屋さんにまで行きました!
飲み屋さんに行くの久しぶり。
カウンターでゆっくり映画の感想を言い合う。
わたしはオレンジジュースでしたが。
満足した1日でした。

日曜日は仲間うちで勉強会。
勉強会の参加も妊娠後初めて…!
それぞれ仕事の経験を積んで考えたこと感じたことをシェアしてくれる仲間たち。
背伸びする必要がないから、自分の未熟さや課題を素直に話せました。
ここもわたしの居場所みたいです。

久しぶりに人がいっぱいな駅に行ったので、ドキドキ。
一緒に帰った男友達が常に駅のホームの電車側を歩いたり、座る席を見つけてくれたり、エスコートしてくれたので助かりました。
自然にこういうことが出来るのは、すごいなぁ。

2月中は少し楽しみを入れてみました。
でもいつお産が始まってもおかしくないんだなぁと考えるとドキドキ。
初めてのことだもんなー。
この不安と希望を、彼と毎日味わえてよかった。
二人で経験するお産だもの、一緒に当事者になってもらわないとね。
里帰りはしなくて良かったです。

里帰り、全然悩みませんでした。
彼は激務で、帰ってくるのが深夜様なことも度々。
それで悲しくなり、泣いていたことも多かったです。
実家の方がおそらく孤独感は和らいでいたと思います。
両親との関係も良好ですが、何より妊娠出産という夫婦にとって大きなイベントを、彼の側で迎えたかったです。
わたしの父は、里帰りしてもらいたそうでしたが。
第二子はわかりませんが、第一子はこれでよかったと思います。

良い土日でした。

【36週4日】
トツキトウカというアプリを入れています。
毎日、予定日まであと何日か教えてくれて、日に日に育っていく赤ちゃんと、赤ちゃんのとぼけたコメントがかわいいのです。
パパ用もあって、パパへのアドバイスもあるらしいですね。
ママの身体の変化をからかっちゃだめだよ!とか

その、あと◯日という数値。
10の位が変わるたびに、ドキドキ。
センター試験までゆびおり数えていたことを思い出します。

正産期までは残り2日
もういよいよ、いつ産まれてもおかしくないんですね。
今日は急に不安で怖くてしょうがなくなりました。
今まであまり考えないようにしていたんだろうな。
こわいこわい。

こわいこわいと思っていたら、彼もドキドキしていたみたい。
初めてですもの、一緒ですよね。
禁酒を始めたそうです。

今日は健診。
体重注意は珍しくされず、ホッと一息。
赤ちゃんも元気そう。
尿糖、タンパク、むくみ、血圧も特に問題なく。
たくさん歩くように指示されました。
はぁい。
5000歩目標にして歩いてたけど、目標を変えてみよう!

今日は採血もNSTもあったので、健診費用がいつもより4000円も高く…!慌てておろしてきました恥ずかしい。
検診代は、補助券のおかげで半額以下にはなっています。
ありがたい。

妊娠35週

【35週2日】
おなかがますます大きくなりました35週。
予定日まで残り32日という数字を見て、一ヶ月を切りそうなことにドキドキしています。

妊娠後期、くるしいー!
動きづらいのが一番大変。
ベッドやソファからおきたり、靴下履いたりという日常の動作一つ一つが大変で。
おなかも張りやすいので、外に行くのも一苦労です。

バレンタイン。
彼が最近はまっている、柿の種チョコを500g大量注文。
100均で買った瓶にマスキングテープでかざりつけし、バレンタインチョコレートとしました。
気持ちだけでも楽しみました。
今の彼とはずっと遠距離恋愛であまり二月に会ってなかったこともあり、あまりバレンタインの思い出がない感じです。

高校の時、付き合った人には手作りをあげたのかしら?
雪深い日に、渡しに行ったのは覚えてます。
思い出すと嬉し恥ずかしな気持ち。
すごく緊張して、会いたいのに会いたくなかった。ふふふ。
思い出してちょっと華やぐような、そんな思い出があって嬉しいです。
この子も女の子だから、いつかそんな経験をするのかな。
ママにはきっと内緒だろうな。

ずっと彼氏が欲しいといいながらも、なかなか一歩を踏み出せてなかった友達から婚活パーティへ出たというお知らせをもらいました。
しかもカップルになったとかー!素晴らしい!
きっとかなり緊張する場だったろうに、よく頑張ったなぁと思います。
これから恋愛を始めるのならば、どうか義務感とかじゃなく、楽しんで欲しいな。
恋愛って渦中は苦しいし、めんどくさい感情もいっぱい出てくるけど、でも自分を知れるし、人生の味わいのように感じます。

不倫でそれを味わいたくはないので。
世界で一番大事なわたしの彼を、裏切って悲しませてまで優先するほどの恋愛にはもう出会いたくないな。
やはり結婚するまではたくさん恋愛を味わうのが良いですね!

【35週3日】
昨日も落ち込んでずっと泣いてました。

なぜわたしの生活はこんなに一変したのに、彼の生活は全く変わらないんだろう。
いや、変わらないどころか、家事負担が減ったためますます自分だけのタスク(仕事)に勤しんでる…

深夜様まで帰って来ず、仕事だからと非難もできず。
作ったご飯は冷め、一緒に食卓なんてつけず。

悲しくて、悲しくて。
二人目は、彼が妊娠して彼が産休育休を取らない限り無理だと心から思いました
結局性役割モデルは生きてる。
女性が生物学的に産む性である限り。

顔を見ると許してしまうので深夜様の彼に起きていましたが顔を見せず。
朝も顔を見せませんでした。
しばらく距離を置きたいです。
臨月妊婦は家出もできやしない。

マタニティブルーだと、きって捨てるのは簡単だけど、でもわたしはすごく悲しかった。
今は彼に向き合う元気も伝える元気もないけれど、うやむやにせずちゃんと伝えられるといいな。

男性が稼ぐんなら、分業だと気持ちを立て直させられるけど、共働きで稼ぎが同じくらいなのに全負担が自分に来るってなにかおかしい。
大好きな仕事を辞めるなんて想像できないし。

…そんな一日中泣いてるような、メンタル最悪な日だったとしても…
大好きな友達と電話をして、気持ちが晴れたこと。
一番連絡を取りたかった友達とラインのやりとりをしたこと。
大好きなお風呂に入ったこと。
洗濯をして干したこと。
自分の仕事の振り返りの進捗が進んだこと
陣痛が来た時にタクシーを呼んでいいかタクシー会社に電話しまっくって一件確保したこと

できたこともある。
自分の最悪なコンディションを改善しようと、もがいた部分もある。
昨日の自分も、昨日の自分なりにちゃんと行動した。
よしよし。

【35週4日】
産院の母親学級へ。
臨月妊婦さんばかり、30人弱いると不思議な迫力がありました。
ここに60人いるのね!

みなさん、仕事を辞めたり、里帰りしたり、もともと主婦だったり。
年齢も下は25位から40前くらいまで。
バラバラな境遇。
体調が良く、本当に最近まで仕事をしていた人から、切迫で自宅に閉じこもり二ヶ月を過ごした人まで。
バラバラな妊娠経過。
それでも、みんなどこか不安と希望と入り混じった表情をしているところや、お腹を撫でる手の感じがすごく似ていて、あぁ、みんな同じなんだなぁと思いました。
孤独感が少し和らいだ感じ。

赤ちゃん人形の抱っこ体験がありました。
3キロの赤ちゃん、命の重さがずっしり。
かわいかった、人形なのに。
にこにこしちゃいました。

入院までの経過、出産までの経過。
産院が少し遠いので、ちゃんと入院まで漕ぎ着けるか。
あとは、無痛分娩なので陣痛のマックスの痛みは感じずに済むと思いますが、パニックにならずに済むか。
その二点が不安です。
母が来てくれるまで、平日の昼間は一人なので。
いい子だから、もう少しママと一緒にいようねと声かけをしています。

母親学級、ちょっと億劫だったのですが、行って良かったと思いました。
なにより、説明してくださった助産師さんの誠実さや一生懸命な感じを受けて、任せて大丈夫だと安心したのが大きかった。

のこり30日。ドキドキ。
今日もわたしの赤ちゃんはかわいくしゃっくりをしているようです。
【35週6日】
後期のマイナートラブルなのか、匂いにかなり敏感になってしまいました。
キッチンの生ゴミのにおいも、アロマのにおいも、ファブリーズも、アロマの入浴剤も…みんなキモチワルイ(*_*)
いろんな症状があらわれますね。

においが辛くて、電子レンジの掃除ができました。
怪我の功名。

かなり億劫だったけど、外に出た自分を心から賞賛!
近くのカフェまでいって、帰ってきました。
なんだかまた活字を読むことができなくなってる…!
本をせっかく持って行きましたが、目が滑って読めませんでした。

本が読める時期に読んでおいて良かった。
なんでも、できるうち、調子がいいうちにやっておくのがいいですね。
コンディションは刻々と変わるので、出来なくなる時もある。何事も。
それが許されるコンディションであれば、やりたいこと、やってて楽しいことをぐいぐいやっていくのが良いんだろうな。

だから、彼は今仕事一生懸命やってていいのかもしれません。
育児復帰したあとは手伝ってもらう必要が出てきます。
その時のために、今時間をかけて仕事に没頭することも大事なのかなぁ。

赤ちゃんのためにはママが幸せで満ちてることが大切だけど、そのためにはパパとの関係良好なことが欠かせない。
結婚して、簡単に別れられなくなったのは、うまくいかなくなったら距離を取るという戦略を取りがちな私にとって大事なハードルかもしれません。

良い週末を。

夫が仕事行ってなかった⑨

夫は、療養休暇を使っております。

当初は、3ヶ月の療養休暇なんて長すぎるんじゃないかと夫婦共々思いました。
2ヶ月休んで、残り1ヶ月弱にして思うこと。
3ヶ月位必要だったな。

彼は毎日走りに行き、筋トレをしました。
娘をお風呂に入れ、一緒に公園へ行き買い物をし、夕飯を作りました。
娘ちゃんはその間に、ハイハイやつかまり立ちができるようになりました。
家族の時間、自分1人の時間、たくさん過ごした彼。
隔週で病院へ行き、日記を書いて自分を見つめ、本を読んでいました。

彼の変化として…七キロくらい痩せて、血圧が140→120と20くらい下がりました 笑
初期にやった血液検査では、コレステロールやらいくつか基準値超えがありましたが、全て基準値内になりました。
夜寝つきが悪かったり早朝覚醒をしていた彼が、寝つきが良くなりました。
人と会う気がなかなかしなかったようですが、休日は友達と会えるようになりました。

わたしは、ワンオペ育児ではなくなり、彼と娘の成長を共に見守ることができました。

彼にとっては辛い出来事だったかもしれませんが、きっと人生においては必要な時間だった。いつかそう思える時は来るだろうなぁと思います。
わたしたち家族にとっても、ちいさくて愛しい娘とみんなで過ごせる時間は、尊くて、何よりなものでした。
神様に感謝します。

うつ病は、今までの生き方ではあなたにとってしんどいよと身体が教えてくれる病気だと思います。
彼にとって、よりしんどくない生き方、働き方をしてほしいな。

夫が仕事行ってなかった⑧

夫の調子は、小康状態とでもいいましょうか。
いつまでお休みするか見通しは立っておりません。
病院も、カウンセリングを勧めましたが行ってないようです。
ただ、朝から晩まで外出して、夜中に追い詰められた顔をして帰ってくる…ということはなくなりました。
家で私の手料理を食べ、よく寝て、運動し、娘の面倒も見てくれています。
まずは、その生活から始めることが大事なのかもしれません。

産まれたばかりの赤子は、食べて、寝て、排泄して一日が終わります。
それに加えて、遊びという要素が入ります。
子供時代は、よく遊ぶことが何より大切です。
小学校に入学すれば、学ぶことが始まり、大人になれば働くことが始まります。
その根幹にあるのが、食べて寝て排泄。
それから遊び、なんでしょう。

まずは、食べて、寝て、排泄しての繰り返しに戻り、それがしっかりできるようになることが第一。
それが出来たら、遊びで、英気を養っていくこと。
十分にそれが費やせたら、自然に心身ともに働くということに、なっていくのでしょう。

焦りや不安ももちろんあります。
だけど、彼が死んでしまうのではないか、もう二度と家に帰ってこないんじゃないか、その不安感に比べたら、今の焦りや不安なんてどうってことないです。
それに、きっと今一番焦りや不安を感じているのは夫なのだから、私の役目は、大丈夫なんとかなるからと言ってあげることなのだと思います。

東日本大震災の時に、被災地に住んでいる両親の安否が不明でした。四日か五日位。
その時のヒリヒリする気持ち、足元がぐらついて辛い気持ち、夫がどこにいるかわからず、連絡も取れなかった時、蘇ってきました。

生きていればそれでいいや。
娘に対しても、夫に対しても、そう思います。
生きていればなんとかなります。
幸い私は健康だし、今は育休中ですが、復帰後は正社員としての仕事もあります。

まずは生きるところから始めよう。
そうどっしり構えていきます。

夫が仕事行ってなかった⑦

夫が病院に行ってきました。
なんだか、病院に行くこと自体が人を前に進ませる力を持っていますね。
あなたは今こういう状態ですねと、心理的な説明(心理教育)を受けたことで、すっきりした表情をしていました。

あなたはそこにいて、生きているだけでいい

そうやって、存在それ自体を認めてあげることって、家族や友達、仕事と関係ない人間関係が出来ることなんですね。

仕事で関係している人は、業務上の期待があり、それをやり遂げるという関係性でつながっていますものね。
もちろん、家族内での父親役割としてこなしてほしいことはありますが、それは二の次三の次で、極論生きているだけでそれでいいんです。
それで、私の生きる力となるんです。

家庭って、ご飯食べて排泄して休養をとるという、人間の原始的な部分を担う場所だなぁと改めて思いました。
生きる上で本当に大事な場所です。
一人で作り上げるには限界があるので、人はパートナーを作って、共同で作り上げるのですね。

彼に何かあった時、私がしっかり支えられるような余裕を持とうと改めて思いました。
そのためには、私が心身共に丈夫でいる必要がありますね。
今回、苦しい気持ちを母親と友達3人に相談していました。
それがすごく良かった。
自分のためだけではなく、娘や夫のためにも、自分をいたわり、やさしくして、甘やかして、心身共に元気な状況を保っていきます。

夫が仕事行ってなかった⑥

夫が心身共に調整期間のため、有休を使っています。
ゆっくり過ごしてます。
こんなにゆっくりできるのは、彼にとって久々じゃぁないかな。
私も娘も、夫が家にいてくれて、一緒にいろいろ行動できるのは幸せです。

休むって意外に難しいですよね、ゴロゴロしてるだけだと、疲れ取れた!リフレッシュ!って感じにはなりませんし。

ゆっくり料理、洗濯、掃除をしてみたり、
娘と遊んだり、甲子園を見てみたり、
公園をお散歩したり、
長風呂したり、早寝したりして過ごしてます。
お寝坊も!

彼は毎日走っています。
汗をかきシャワーを浴び、気持ち良さそうです。

わたしも料理作りがいがあり、グリーンカレーに挑戦したり、なすの味噌炒めとか、なすとじゃがいものミートソースグラタンとか、カレーとな。
野菜たっぷりの料理を作って、大量に野菜を食べています。
最近、浅漬けにはまっています。
きゅうり、キャベツの浅漬けを大量に作っては大量に食べています。
野菜メインの食生活、幸せです。

彼は初めてのカウンセリング。
カウンセリングは相性があるので、良いカウンセラーに出会えることを心から願います。
残念ながら癖の強いカウンセラーもいるのですよね。

週末は友達家族と国内小旅行。
彼の親友と彼がゆっくり飲みに行く時間があるので、ほっとしています。

今の時期、たーくさん充電して、責めずに自分を見つめ直して、よりしんどくない生き方を身につけてほしいな。

夫が仕事行ってなかった⑤

夫はなんとか光が差してきました。
"あたたかく見守る"
"優しい声かけ"
うちの夫には、むいてなかったようです。
実力行使で、朝、おなかが痛いと娘を預け、車の鍵を隠しました。
背中を押し、大丈夫わたしが全部応対するからと多少強引にしたところ、自ら職場に連絡。
上司と会うことが出来たのでした。
その後はトントン拍子に、今週来週は有休で休むこと、心療内科へかかることが決まり、夫の表情がようやく緩みました。
ずーっと表情がかたかったので。
やっと帰ってきたと、心の底から安心しました。

キャリアカウンセリングをやってる友人からの助言で、
①生活リズムを整えて夜寝て朝起きる生活
②運動
③外に出てみる
ことが良いみたいだよーとつぶやいたら、毎日走ってくるようになりました。
体育会系は強いですね…!
もともと運動嫌いとか、インドア派だと、運動しろと言われてもハードルが高いですもの。
運動がいいんだぁじゃぁ走ろう!と、運動に対するハードルが低いのは生きる力ですね。

わたしも、ちょっとおねだりをして、お出かけ連れていってもらったり、家事をしてもらったり、ありがたい時間が続いてます。
彼も、私のために力になれることで自責感が和らぐよう。
ウィンウィンですね。

カウンセリングに通ってほしいと心から思います。
自分について、自責をすることなくゆっくり考えること、自分の話を丁寧に聞いてもらって大切にしてもらう感覚を得ること、すごく大切。
ちょっとお値段は張りますが、一度国内旅行に行ったと考えてしばらく通ってほしいです。
一度体験してよい経験だと思うんですよね。

この期間、ただの辛い時間だったで終わらせてほしくなくて、人生においてあそこで転んでよかったなと思ってほしいです。

あぁ、よかった。
わたしもひとあんしんして、娘と2時間くらいお昼寝をしました。
身体中ゆるゆるだ。