Oちゃんへ
こないだは朝、おうちに定期券を忘れて慌てて走って帰ったし、今日は出張から戻るときにまさかの反対の電車に乗って、職場に着くのが1時間遅れたんだ。
全身で職場に行きたくないみたい。
理由はね、多分、全体的に疲れてるんだと思う。
毎日毎日遠くの締め切りに追われながら、目の前の電話対応しなきゃいけないことに。
その締め切りが終わったら、また次の締め切りがあるでしょう、おわりがないよね。
ルーティーンで毎日しなきゃいけないこともあるし。
仕事ってなんだろう、働くってなんだろう。
ぼんやりと帰りの電車内で浮かんでは、でも真剣に考える気力もないの。
これが三年目の山なのかしら。
でもねぇ、一つ自分を褒めてあげたいことは、そんな状態でも休まず粛々と職場に足を向けること。
疑問はあるし、苦しいけど、でも、きっと今は頭を働かせて考える時期なんじゃなくて、身体を動かしてひとつひとつの仕事をやり遂げていく時期なんだろうなぁと、直感だけど思ってるの。
そして今、なぜこうやって頑張れてるかといえば、よく食べてるし、よく寝てるし、土日は全然仕事と関係ないことしてるから。
ちゃんと心身ともに充電が間に合ってるから。
それに加えて、たまにOちゃんとこうやってメールとか、電話のやりとり出来るからだよ。
生きてると、どうしようもなく自分が嫌になって、ため息とか涙ばっかり増えていって、すべてがくすんで見えることがあったりするね。
でも、誰かに大切にされた感覚、交わした言葉、暖かい励ましとか労いとか、そういったものが、自分をうるおしてくれる。
Oちゃんとのやりとりは、わたしにとってそういう時間だよ。
いつもありがとうね。
また電話させてくださいね。