世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここ数年で、よく出会う考え方があります。
それは、"いま、ここ"に集中するという考え方です。
わたしたちの抱く、脳のストレスは過去や未来から来ます。
わたしは育児休暇復帰後、ちゃんと両立できるか不安におそわれます。
これは、不確かな未来を考えることからくるストレスです。
また、過去の仕事の過ちでなかなか寝付けないこともあります。
これは、過去からくるストレスです。
そうでらなくて、今この瞬間に、ありのままに、注意を向ける。それが、この本でも口酸っぱく説明している、マインドフルネスの根幹です。
ありのままに…というのがまた大事なことで、評価や判断をしないのです。
"ありのままに受け入れられない"自分も、今はそういう状況なんだなぁと、気づいて、そっと手放す。
主観的な自分の感じ方にどっぷりつかるのではなく、"わたしはそう感じてるんだな"と、気づいて、葉っぱに乗せて川に流す。
確かに、試験勉強を始めようとすると、"このやり方でいいのかな?"、"今からやって間に合うかな?"、"前からやっておけばよかった"。
過去の後悔、未来への不安、そして現実のジャッジ…あらゆる雑念が頭をよぎります。
そんなことしていると、目の前の勉強に集中できないのは当たり前ですね。
だけど、"こんな雑念は考えないほうがいい"と思うのも、現実へのジャッジです。
だから、"わたしは今、そんな風に感じているんだな"と気づいて、そっと手放す。
それが、目の前のものに集中すること。
マインドフルネスの状態。
そのマインドフルネスの効果や、やり方を物語形式で書いている本です。
睡眠に関するメソッドも取り入れようと思いました。
・睡眠、起床の時間を一定にする
・悩み事を書き出してから寝る
・1度目が覚めたらベッドを出る
・就寝のための儀式を作る
ここら辺が実践できそうでしょうか。
あとは、休息方法として外に出て日光を浴びること、美に触れることや、自然に触れることをあげています。
家族の休みの日は、自然を感じられるところでお散歩しよう。
上手にお休みすることも、スキルだと思うんです。
自然にできるものじゃない。
こうやって、メソッドとしてまとめてくれると、自分達の休み方を振り返るきっかけになります。
面白い本でした。