木馬の時間

ブログタイトルは俵万智さんの大好きな歌から。ゆっくり、前に後ろに。

最高の休息法

 

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
 

 ここ数年で、よく出会う考え方があります。

それは、"いま、ここ"に集中するという考え方です。

わたしたちの抱く、脳のストレスは過去や未来から来ます。

わたしは育児休暇復帰後、ちゃんと両立できるか不安におそわれます。

これは、不確かな未来を考えることからくるストレスです。

また、過去の仕事の過ちでなかなか寝付けないこともあります。

これは、過去からくるストレスです。

そうでらなくて、今この瞬間に、ありのままに、注意を向ける。それが、この本でも口酸っぱく説明している、マインドフルネスの根幹です。

ありのままに…というのがまた大事なことで、評価や判断をしないのです。

"ありのままに受け入れられない"自分も、今はそういう状況なんだなぁと、気づいて、そっと手放す。

主観的な自分の感じ方にどっぷりつかるのではなく、"わたしはそう感じてるんだな"と、気づいて、葉っぱに乗せて川に流す。

 

確かに、試験勉強を始めようとすると、"このやり方でいいのかな?"、"今からやって間に合うかな?"、"前からやっておけばよかった"。

過去の後悔、未来への不安、そして現実のジャッジ…あらゆる雑念が頭をよぎります。

そんなことしていると、目の前の勉強に集中できないのは当たり前ですね。

だけど、"こんな雑念は考えないほうがいい"と思うのも、現実へのジャッジです。

だから、"わたしは今、そんな風に感じているんだな"と気づいて、そっと手放す。

それが、目の前のものに集中すること。

マインドフルネスの状態。

 

そのマインドフルネスの効果や、やり方を物語形式で書いている本です。

 

睡眠に関するメソッドも取り入れようと思いました。

・睡眠、起床の時間を一定にする

・悩み事を書き出してから寝る

・1度目が覚めたらベッドを出る

・就寝のための儀式を作る

ここら辺が実践できそうでしょうか。

 

あとは、休息方法として外に出て日光を浴びること、美に触れることや、自然に触れることをあげています。

家族の休みの日は、自然を感じられるところでお散歩しよう。

 

上手にお休みすることも、スキルだと思うんです。

自然にできるものじゃない。

こうやって、メソッドとしてまとめてくれると、自分達の休み方を振り返るきっかけになります。

面白い本でした。